お前はきっと怒るだろう。
殴られるかもしれない。
でも、こんな結末望んでなかったよ…



まず、真ん中にいたヤツを斬った。
肩から、腹辺りまで。
深く深く斬り裂いた。

次に右にいるやつを勢いで首をスパンと落とす。
ゴトリと重そうな音がして、ソイツの首が落ちた。

左に行くヤツは逃げようとしたから後ろから斬りつけた。
ギャアッ
と言う声を上げ倒れた。

そしたら肩をきった真ん中にいたヤツが足首をよわよわしく掴んできたから何度も突き刺
した。

グシャッグシャッ

静かな森の中にとても大きく響いた気がする。
真ん中のヤツからは沢山の中身がでてきていて、
右のヤツからは首からたくさんの血が見えてて
左のヤツはただ血塗れだった。

そして、オレは崩れるように長戸の横に座り込んだ。

「…みろよ…。オレの手真っ赤…。」

力なく笑った。
「お前は、怒るだろうなあ―…」
血でよく見えなくなった眼鏡を捨てた。
ぼやけてて、あんまり変わっていない気がする。

「でも、とりあえず、会いに行くわ。」

そうして、刀を首にあてた。
冷たい刃があたる。


「信じた結果がコレ…か」

そうして、一つ溜め息をついて

「とんだ結末だよ」

苦笑した。
そうして、力を込める。

「…今行くよ…
長戸」


ブシャアッ


信じて、信じて信じ続けて、

また会えるって信じていいだろうか??

これが結末。

でも…








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