「れんっ!」 「レンレンっ!」 「??…しゅう、ちゃ…なんで……ルリ、」 ブンブンとはちきれそうな程腕を振り回す叶の姿に頭の上に?を浮かべていると 駆け寄ってきたルリが焦った様にくしゃりと表情を歪ませた。 「レンレ…、レンのうち泊まるっていったら、「オレも行く」って聞かなくってっ!」 仕方なくだよ!最後の言葉を強調すると後方から歩み寄ってくる叶に視線を向けて。 「レンが嫌だったら、熨斗つけて送り返すけど?」 「いや、じゃない、よっ」 「えっ」 予想外の返答だった、と言わんばかりにあんぐりと口を開けたルリを、叶が鼻を鳴らして笑い見る。 「ほら、いったろ。廉、帰ったらキャッチボールしよーぜ」 「‥う、ん!おおお、おふ、お風呂も、久しぶりに、いっしょにはいりたいっ!」 「ええっ」 「風呂は…、いいけど……ー変なことすんなよな…」 「しっ、しないよっ!」 「えええっ」 二人のやり取りを暫くは呆然と立ち尽くして見ていたものの、段々と離れていく二つの後姿に 正気を取り戻すと唇を噛み締めヒステリーを起こした様に地団駄を踏んだ。 「っむーーーー!!置いてくなぁっ!っていうか、レンレンから離れろ、ばか叶!」 (あんたになんかわたさないんだから!) (ざまーみやがれ。) ルリ→→ 廉×叶のCPが好きだ。 ------------------------------------------ 戻る |