路傍の草は何度踏まれて挫けそうになっても、何度も立ち上がって、もう一回伸びようと するんだ… 『路傍の草の策士』 外は悲しくなるくらい、暗かった… 月は赤い満月、星は沢山瞬いて… とりあえず、今はどうやったら、ココを逃げ出せるか、みんなで帰れるか… 今は其れを考えるべきだと思った。 できないことなんて何もない。彼の受け売りなんだけど… 今僕に出来ることは、仲間をさがすこと。 信頼できる仲間。 例えば… 『子津ちゅー!』 猿野くんとか。 探さないといけない。誰かを信じられなくなる前に あとは…この島から逃げる方法。燃やす。壊す。…何があるだろう… 後は、首輪を外すこと… 何か持ってきてはいないだろうか、首輪を外せそうな物。 初めに持っていたかばんをひっくり返した。 おかし PHS 着がえに タオル シャーペンに ラジオ 「ガガッガー…」 なんだか磁気嵐みたいな音がする… まあ、着がえは重いから捨てて、他のはとっておこう。 特にラジオ… 何かありそうだ 考えろ、子津忠之介! 路傍の草の策士は、決してくじけずに、前進しようと、足を進める… ← ・ → ------------------------------------------ 戻る |